プレゼンテーションは「準備」と「場数」
今夜はGEC(Globis Entrepreners Club)の集まりで、サムライインキュベートの榊原健太郎さん&矢澤麻里子さんに、海外と日本のVCトレンドを話していただいたり。MBA生のピッチ希望者5名に対して、フィードバックしてもらったりしていて、
ピッチした人が、最後にわたしのところに挨拶に来られて言いました。「しぬほど緊張しました。この先きっと何度やっても、慣れないかもしれないです。」と。
・・・人間、慣れないことはなくて、むしろ環境に順応して成長していくことのできる、最高の生き物だと思うんだけどな(ってそこまで言えなかったけど)。
随分まえ、私にプレゼンテーションの極意を教えてくれた師曰く、「プレゼンの成功は下準備で決まる。あとは場数。それ以外に法則はない。」確かに、最近たくさんのプレゼンを観たりしたりする機会があるので、納得。
緊張して思ったような成果を上げられない時は、誰に何を聞かれてもいいように120%準備ができていないことが多い。突っ込まれて跳ね返せないことがあると止まってしまって、頭が真っ白になってしまうので、さらに緊張を呼んだりする。私のような凡人が緊張せずにいいプレゼンができるようになるには、まず「準備」。
・本プレゼンに使う資料の準備
・質疑があったときに使う補足資料の準備
・言うべきことを決めて、スライド順に時間配分を決め、何度かしゃべってみる準備
さらに「場数」を踏めば自ずと怖くなくなる(最近100人規模のものはようやく克服)。例えば、数100人・数1000人の有識者を前に登壇したことがある人と、数人の部下の前でしか話したことがない人だと、パフォーマンスが違うのは当然で、準備のしかた・トークレベル・聴衆への気の遣い方などぜんぶ違う。
とはいえ、
自分がやってみる場数には限界があるので、最近試していることは「先輩経営者のプレゼンをみてマネする」こと。魅力的でいいな!と思う人のプレゼンを観に行けば、エッセンスを盗めるので、時々、そのためだけに大きなカンファレンスに行ったりする。「自分がやったことがある」という場数と、「誰かがやっているのを見たことがある」という場数とを掛け合わせると、強い「場数」になっていく。
すべては「準備」と「場数」。